三作は登場人物や物語がつながっているわけではないが 「人の妻を好きになる」という テーマの周りをぐるぐる徘徊しているという点では なるほど、三部作と言っていいのだろう。 「三四郎」は、好きだった女性が人の妻になる話。 「それから」は、人の妻になった好きだった女性を なりふり構わず手に入れようとする話。 「門」は、人の妻を手に 漱石 中期三部作――『 三四郎 』『それから』『門』 1305 テーマ:文学と思想 夏目漱石 の中期三部作と云うものがある。 『 三四郎 』1908年、『それから』1909年、『門』1910年、である。 漱石 の熱心な読者であるとは必ずしも言えないわたくしのような門外漢の立場から見ると、便宜的に付けられたもののように見える。 三つの作品はそれなり 前期三部作とは 「それから」、「三四郎」、「門」です。 この作品、別々の物語で、登場人物も違うのですが、ストーリーだけをみると話がつながっているように感じるのです。 なので、おすすめの順番は「三四郎」→「それから」→「門」がおすすめです。
それから 夏目漱石 Libraryholic